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その四、星を継ぐもの(J・P・ホーガン)

もし「自分が今までに読んだ本の中で一番面白い本は何か?」と聞かれれば迷わずにコレを上げます。

星を継ぐもの ジェイムズ・パトリック・ホーガン「星を継ぐもの」

ホーガンの作品は全てにおいて超絶的に呆れるくらいに面白い。凄すぎる。

ホーガンの小説を読んだ人は、おそらく2通りの考えに分かれるでしょう。

「自分は小説家になりたい」と思うか、それとも「自分には小説家なんて無理だ」と思うか、です。

少なくともボクは小説家になりたいとは思いません。生活が辛そうだからとかいう理由ではなく、ホーガン以上に面白い小説なんて想像もできないからです。

逆にまだ小説家になりたいという方がいるのであれば、その方は小説の執筆にチャレンジするべきなのかもしれません。ホーガンの作品に触れてもまだ作家になりたいという心が折れないならば、それだけでその方は凡人ではないという証拠。

最近では芸能人が小説を出したりしているらしいですが、彼らは一度でもホーガンの作品を読んだことがあるのだろうか?小説を出版するということはこういった歴史的な最高傑作と同じステージで比べられるということです。コラムやエッセイを出版するのとはとはわけが違うのですよ。

最悪、草野球の青年がメジャーリーガーに混じってプレイするくらいの恥ずかしさを味わうことになります。ボクだったらこんな凄い作品と同じステージに立つことになるなら小説なんて出しませんね。

さて「星を継ぐもの」のあらすじですが・・・

星を継ぐもの 「月面調査員が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。綿密な調査の結果、この死体は何と死後五万年を経過していることがわかった。果たして現生人類とのつながりはいかなるものなのか。やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見された……。」

興奮で体は汗ばみ、カタルシスの繰り返しに脳髄はシビれる。

ホーガンは外国作家なので秀逸な文章表現や比喩表現を求めるのは酷かもしれませんが、それを抜きにしても凄い。面白過ぎる。

他作家の作品によっては時々、「テレビで好評だけどネットでは散々」というパラレルワールド的な現象を起こすことがありますが、ホーガンに関してはその心配は無用。

アマゾンでも常にギフト本ランキング上位に名を連ねています。五つ星の嵐♪

が、長いので、正月休みとか、もしくは入院することになったらこのホーガンの作品を持っていきましょう。まず退屈はしません。ボクも入院時やリハビリ時には大変お世話になりました♪

そしてこの「星を継ぐもの」は続編があります

ガニメデの優しい巨人 「ガニメデの優しい巨人」

巨人たちの星 「巨人たちの星」

内なる宇宙(上・下) 「内なる宇宙(上・下)」

造物主の掟・造物主の選択 更には別シリーズとして「造物主の掟・造物主の選択」

「創世記機械」「未来の二つの顔」 「創世記機械」「未来の二つの顔」など傑作小説はまだまだあります。全部読むにはかなりの準備と時間と覚悟が必要ですが・・・チャレンジしてみるだけの価値のある作品だと思います 。

確か誰かが「シェイクスピアの作品を読まなければ一生を炭坑の中で過ごして終わるようなものだ」と言っていたらしいですが・・・ボクはホーガンにこそ、このセリフを当てはめてやりたい。

しかしながら、このジェイムズ・パトリック・ホーガンはすでに亡くなっております。まだまだ若かったのに・・・偉大な芸術家ほど短命なのでしょうか・・・あまりにも惜しい。

冥福をお祈りします。そして一生尊敬します。ホーガン万歳!!

窓の風景その4