癒しのコツ~茶と骨~
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その二、適温のお湯で日本茶を入れてください

日本茶を淹れる時にどうしてもこれだけは注意していただきたいということがあります。

それは超熱湯を茶葉に注がないで欲しいということです。

あまりにもグツグツ煮えたぎった熱湯を使うと茶の渋みが強く出てしまいます。せっかく日本茶を淹れるのだから出来るだけしっかりと日本茶本来の風味、香りを楽しんでいただきたいのです。

どんなに良質な茶葉でも淹れ方が適切でなければ美味しい一杯にはなり得ません。日本茶の真の風味を味わっていただけてこそ、その魅力に気づいていき、引き込まれていくのでしょうか。

お茶の味の成分というのは大まかに渋みや苦みの元であるカテキン類やカフェインと、甘味や旨味のもとであるグルタミン酸やテアニン等のアミノ酸類から構成されています。

90度くらいの高温で入れるとアミノ酸は出ているものの、カテキン類が多く出てくるので、苦みや渋みの効いた味になります。

70℃くらいの中低温で淹れれば高温の時とアミノ酸の量は同じですが、カフェインやカテキン類の量が少なくなる為、渋みや苦みの軽い、ほんのりと甘味のある味になるのです。

湯を沸かす際にもポイントがあります。

それはまずヤカンの水が沸騰したら、そのまま1~2分沸かし続けることです。これによって、カルキ臭をとばすことのほ他に、沸騰させ続けることで水のクラスター(分子の集合体)が細かくなるため、茶葉に水の分子が浸透しやすくなり、成分が良く出るようになるといわれています。

ただの水よりも湯ざましの方が、喉越しが優しく感じられる経験からもわかるように、口当たりもよくなります。風邪をひいてしまった時に、湯ざましをした水を飲むというのはこういうことからでもあるのでしょうね。ただし、沸騰させす過ぎるのも水分中の空気などが抜け、味が平板になってしまうので気を付けなければなりません。

まあ、温度と茶葉の細かい取り決めはあるものの、一般的には日本茶を淹れるのに使うお湯の最適な温度はだいたい70℃~80℃といわれています。

ただ、火の勢いを調節してそんな温度の湯を沸かすことなどとても出来ません。かといって熱湯を適温になるまで冷ますというのも正直面倒です。

そこでボクは沸かした熱湯に氷を3~4個ほど入れることで、日本茶を淹れるのに良い温度の湯にするようにしているのです。これなら簡単♪前述したように、口当たりは柔らかくはないのかもしれませんが、まぁいいっしょ♪

やかん ボク独自の目安ですが、だいたい熱湯一リットル弱に対して冷凍庫の氷だと3~4個、市販のパック氷だと一個一個のサイズが大きいので2~3個というところです。(もしかしたらもうちょっと氷を入れてもいいかもしれません。ボクも温度計で測ったことはないので・・・)

感触としては、熱いけれど啜ることは出来るかな・・・という感じになります。邪道といわれるかもしれませんが、とりあえずは手軽に楽しんで美味い日本茶を飲めるということで良いではないですか。

そして必ず最後の一滴までしっかりと注ぐ感じで淹れてください。最後の一滴辺りまでしっかりと注ぐことが美味しく日本茶を淹れるコツだといわれています。あと、ついついやりがちですが急須にお湯を注いだ後に回して味を出そうとするのは駄目です。雑味の原因になります。

煎茶などの揉んでつくられるお茶の最も大切なことの一つが、最後の一滴までお茶を注ぎきることなのです。

揉まれていない「番茶」やタンニンなどが少ないほうじ茶は浸けっぱなしにしておいても渋みが出にくいのですが、揉んで組織に傷を付けた煎茶などは、どんどん渋くなってくるために最後の一滴まで注ぎきることが重要になります。

ティードロップ これは紅茶でいわれている「ゴールデンドロップ」とも同じですね。最後の一滴まで注ぐことがいかに重要であるかが凝縮されている一言です。

本当は日本茶の抽出時間等は茶葉の種類ごとに細かい取り決めがあるのですよ。例えば玉露渋みや苦みは抑えてうまみが濃く出るようにヌルイお湯を少量入れて浸出させますと、口当たりのとろっとしたコクと甘味が印象的な一杯になる、というようにね。

日本茶を飲む骨雄 その辺りをもっと詳しく知りたいという方は、御茶のパックの裏辺りに各々書いてあると思いますので、細かいことはそれに従ってみてはどうでしょう。これはボクが好きな丸玉園の深蒸し茶♪

日本茶を淹れるにあたっては、お湯と茶葉の量のバランス、お湯の温度、浸出時間、注ぎ方など幾つかおさえなければならないポイントがあるのです。しかしとりあえず大事なのは
適温のお湯を使うこと
最後の一滴までしっかりと注ぐきること
この二つです。

とりあえずはこの二つだけ守っていただければ構いません。さあ皆さんも茶の道へGO!温かい癒しがあなたを待っておりますよ。

窓の風景その3