癒しのコツ~茶と骨~
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その七、激安の日本茶は美味いのか?

日本茶に馴染みのない方々が茶葉を購入する時に、日本茶なんてどれも同じようなもんだと考えて激安の茶葉を購入してしまうことがあります。

しかしこれは大きな間違いなのです。

確かに、日本茶にまったく興味のない方々にしてみれば茶葉の違いなど気にも留めずに安いものを購入してしまうことは当然のことかもしれません。

しかしボクが今まで購入してきた激安の茶葉で、美味しいと感じたものは一つもありませんでした。例えば1パック250g(1パックにしては通常のパックの2倍以上の量です)で290円くらいの茶葉を購入したことがあるのですが、日本茶好きのボクでさえ飲み続けることが耐えられず捨ててしまったことがあります。

ボクの経験上ですが、「産地直送」「現地卸売り」、もしくは「豊作の為の特売セールとして店員が堂々と客呼びをしながら販売している」などのよっぽどの条件がないかぎりは、激安の日本茶は美味しくありません。

そして、美味しくない日本茶を飲んでいる限り、日本茶の魅力にも気づくことはないでしょう。

かといって、そんなに高価な茶葉を購入しなくとも十分に美味しい日本茶は沢山あります。ちなみにボクが茶葉紹介のコーナーで紹介している茶葉は1パックが大体100~150gで500円~せいぜい1500円程度です。

やぶきた煎茶 実際に、茶葉の違いを御自身で確かめたい、という方はスーパーなどで売っている一番安くて量の多い日本茶とトップバリューのやぶきた煎茶(イオンなどで売っています)と飲み比べてみてください。違いは明らかです。

「日本茶なんてどれも対して変わりはしないからとにかく出来るだけ安いものを買えばいい」そういう考えで激安の茶葉を購入している限り、あなたが日本茶で癒やされるということはないのです。とても残念なことです。

もし貴方がお茶選びに迷ったら、とりあえず煎茶の場合であれば100gあたり千円前後の価格帯のものを選んでみましよう。100~150gで700円~1200円程度の日本茶で構いません。ほんの少しだけ気張ってみてください。そうすれば、きっと日本茶の魅力を感じ取れます。

商品によっては、パッケージに煎茶や深蒸し煎茶などのお茶の種類、産地、品種など、情報を記していたりします。

そういった記述は味わいや品質を知る手掛かりとなります。風味は産地やお茶の品種によって異なりますから、それらが意味することを理解できるといいですね。

合組等の用語も知っていると便利です。合組みとは、商品名に製造した都道府県名、市町村名を付ける場合、例えば表記が「掛川茶」となっている場合は、その当地の荒茶を100%使わなければならない、ということ。そして、100%未満50%以上の場合はOO茶ブレンド(例「掛川茶ブレンド」)と表示しなければならない。という決まりのことです。このように茶葉の選び方一つとっても沢山の選択肢があるのです。

スーパー等で購入するのも構いませんが、どうせならお茶屋さんにも足を運んでみてもらいたいです。敷居は低く、どなたでもやんわりと迎え入れてくれるはず。茶葉を購入する店にもこだわってみてもらうと面白いですよ。

日の当らない湿度の低い場所で商品管理をしている環境のよい店で買えると理想的。店員の商品知識が確かだったり商品の回転が速かったり、手書きのポップで甘味や旨身香りについて説明を付けてくれている店なんて良いですね。

窓の風景その8