癒しのコツ~茶と骨~
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その十四、新茶の時期

日本茶は産地ごとに風味は大きく変わります。新潟の「村上茶」、埼玉の「狭山茶」、静岡の「静岡茶」、三重の「伊勢茶」、京都の「宇治茶」、福岡の「八女茶」、佐賀の「嬉野茶」、宮崎の「宮崎茶」、鹿児島の「鹿児島茶」。

これらは更に細かく分けられ、例えば静岡茶だけでもその中で、本山茶、牧之原茶、掛川茶、岡部茶、川根茶、天竜茶と種類が分けられます。

こういったお茶の知識と教養を持った店員はスーパーにはいません。街中の歴史あるお茶屋さんにこそいるのです。定期的にそういった店に行き、ボク自信もお茶の教養を深めるようにしております。

というわけで、久しぶりに茶葉の買出しに竹茗堂に行って参りました。

竹茗堂 ああ、このゆったりとした空間・・・好きだなあ。日本茶はスーパーでも購入できますが、ボクはお茶屋さんに行って買うのが好きです。様々な種類の日本茶だけではない、いろんな茶道具があります。 玉露用茶道具、煎茶用茶道具、抹茶用茶道具、ほうじ茶用、番茶用など日本茶の世界は奥深い。

いらっしゃいませ。

あ、どうも。

若いのに珍しいですね。

そんなに若くないですよ。(こんなコト言わせるなよ)

贈り物ですか?

いえ、ボクが、その・・・・・・。
(必ずといっていいほど聞かれるんですよね、この「贈り物ですか?」の一言。いまだに何て答えを返したらいいのか分からん)

あれ!?この前に来た時と日本茶の種類が大分入れ替わってますね。

はい、毎年この時期(4月~5月)にはその年の新茶に入れ替えておりますので。

え、じゃあここにある日本茶はパッケージから種類まで全部違う日本茶に入れ替わってしまうわけですか?

そうですね。毎年そうしております。今はまだ去年のモノも少し残っておりますが、もうすぐ全て新茶に入れ替わる予定です。

毎年・・・。
(なんてことだ。ようやく竹茗堂の茶葉コンプリートが見えてきていたのに)

(毎年全部違う日本茶に入れ替わってしまうんでは茶葉のレビューが追いつかないよ。茶葉の種類を同じにして中身だけ新茶バージョンに変えるということは出来ないのか)

茶千両茶万両 (茶千両茶万両はもう飲めないのかなあ・・・お気に入りだったのにな)

竹茗堂の八十八夜新茶 ・・・・・・・・ま、いいや。コレください。
(日本茶のパッケージ買い)

はい、ありがとうございます。

と、上記の店員とのやり取りからも分かるように、お茶には収穫の時期があります。収穫は春から夏にかけて行われますが、その年の最初に収穫されたものは一番茶(新茶)といわれて今回ボクが購入した茶葉のように「八十八夜摘み」などと記されることもあります。

お茶の葉は摘採した順番によって一番茶二番茶三番茶と呼ばれ、最も良質で新鮮な香りと渋み、旨味を持つのは一番茶。以降に収穫されたものは二番茶や三番茶といいます。二番茶、三番茶と摘採が進むにつれ品質が低くなる傾向があるのです。

まあ、そういうワケで竹茗堂の茶葉レビューはひとまず休止となりますが・・・毎年新たな日本茶に巡り会えるというのは、正直言ってかなり嬉しい。その企業努力には頭が下がりまする♪

冒頭に挙げたように、日本には多くの日本茶の生産地があり、それぞれが自分達の地域の茶こそが一番美味しいのだと、日々競い合っています。どれが一番かは分かりませんが、どの茶も他にはない特徴を持っております。

茶の世界にはこんな詩があります。
「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」

これこそは茶葉を作る方々の熱い思いが古くからあり、その様を詠んだものではないでしょうか。お互いを認め合い、讃えあう。そうやって日本茶を高めていく。そんな関係がずっと続いていってほしいものです。間違ってアメリカの選挙戦のように、お互いを批判しあって欲しくない。

静岡人として、静岡茶を共に応援していこう。愛してるぜ、竹茗堂。

窓の風景その15