癒しのコツ~茶と骨~
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その四十八、冒険の旅~茶楽~

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茶楽

寿苑を選んだ。骨雄は車のキーを空高く放り投げた!

静岡県静岡市葵区西草深町32-12
寿苑

返事が無い。ただの駐車場のようだ。

電話をしてみる。

こちらはNTTドコモです。

どうらやもう寿苑はないらしい。茶関係者によると寿苑は店主が高齢であったということもあり、3年以上前に閉めてしまったそうです。昔は志村けんが通ったともいう、静岡茶を喫茶メニューとして出す発祥の店。行ってみたかった。

しかし静岡にはまだまだ紹介していない素晴らしいお茶屋があります。ははむらの店主が好きだと言っていた静岡の興津にある茶楽に行きます。

骨雄は車のキーを空高く放り投げた!

静岡県静岡市清水区興津本町158
和CAFE茶楽

ランチタイムは11:230~14:00
カフェメニューは10:00~17:00(ラストオーダー16:30)
茶販売は9:00~18:00

基本的には毎週火曜水曜が休みですが、茶楽のサイトには営業日のカレンダーが載っているのであらかじめ確認しておくとよいです。席はテーブル12席。カウンター3席。平日であればともかくとして休日になると満席が続くことが多いです。また遅くとも4時には入らないとメニューが売り切れてしまっている事があります。

茶楽を営むのは、1925年創業の老舗茶問屋・山梨商店の店主。店主手作りの真空管アンプからジャズやボサノバの流れる、古民家風の隠れ家的なカフェ。茶問屋自慢の静岡茶や、手作りの甘味、抹茶スイーツをお楽しみいただけます。

雑誌やウェブメディアはもちろん、テレビにも多く取り上げられている和カフェ茶楽。店内に入るとその雰囲気が柔らかく居心地の良さが感じられます。

まず注目していただきたいのは、注文した時の接遇のすばらしさ。メニューとともに今提供している茶葉のサンプルも提示していただけるので、メニューを選ぶ時点から楽しみが増してきます。

メニューも種類が豊富で素晴らしい。

年末年始限定の新春パフェセットを注文しました。茶の特徴を書いてあるカードも一緒に添えてくれるので味わい方もより深く入り込めます。

抹茶の旨味が素晴らしい。本当に良いお茶を使用していると濃い抹茶でも全くエグみがなく、スッキリと食べられます。あっという間に食べ終えました。アイスで冷えた身体が温かいお茶で痺れるように癒されていく。

ラ・ローザンヌという洋菓子店とコラボしたチーズケーキなどのスイーツもあり、お茶の可能性を追求し続けている姿勢が素晴らしい。こちらは茶葉とともに購入し持ち帰ることも出来ます。

結構お腹一杯になってしまいましたので日を改めておしるこを頂きます。静岡抹茶のおしるこ。自家製のあんこと白玉に静岡天竜さんの抹茶をかけた一品です。桜の風味を持つ新茶「さくらかおり茶」とともに頂きます。

良い抹茶を使用しているからエグみがなく、甘いけれど後味がスッキリとしている。ほのかに桜の香りが鼻腔につきぬけていくのが癒される。素晴らしいセット。

お湯を沸かすのは16年以上使い続けいるという鉄窯。しっかりと雑味を取り除いた柔らかいお湯でお茶を淹れてくれます。この店はとにかく休日になると人が一杯で中々入れない事が多いです。しかし、とてもお茶に対する愛情を感じるので、是非来ていただきたい。

こんなに素晴らしい店があろうと、日本人の日本茶離れが止まらないというのは一体どういうことなのだろう。「癒しのコツ」は日本茶を広める手段として作ってもいるのですが、いろいろな検索キーワードに拾われているにも関わらず、なかなか手応えが感じられないでいます。

現在、癒しのコツの検索キーワードのトップは
「日本茶 癒し」
「癒し 茶」
で検索すると上位に表示されます。
他お茶と関係ないキーワードになると「浅倉南39歳」。

「日本茶 癒し」と検索すると・・・順位が下がっている。

上位に居るのは「日本茶アーティスト茂木雅世」という方でした。

「日本茶アーティスト茂木雅世」さんは自分が感じたお茶の魅力を自分なりの表現で形にしたり発信したりするという活動をしています。

暮らしの中にペットボトルや給茶機のお茶では味わえない急須で淹れるお茶があって欲しい。という思いで様々な場であたたかい煎茶のある場や時間を創る活動をされている方です。何もしない、何も考えない、お茶だけがある時間、ちょっとした心の余裕を取り戻す時間を大切にしたい。そういう想いで活動されている方のようです。

「東京のほっとなお茶の時間」という本を出されています。東京にあるお茶屋を中心に62店舗ものお茶屋を丁寧に紹介している本です。ページにはお茶を扱っているシーンがとても綺麗に写真で載っていて美しく仕事に愛情を感じます。紹介されているどの店も東京で日本茶の店を開いてやっていく覚悟もあってか工夫が凄い。

前に神楽坂の茶寮には行ったのだけれど、あまりにも混み過ぎていて入るのを諦めました。また本の中には日本茶専門ティースタンド。という移動式の日本茶店舗という新しい形も載っていました。いろんな形で日本茶を提供している方がいるものです。

ただこの本に出てくる店は全体的に静岡茶より鹿児島や福岡のお茶を使用している傾向が強いような気がします。今や鹿児島勢のお茶の勢いは凄いらしいということなのでしょうか。もしかしたら、気のせいかもしれないですけれど。

静岡にはカネ十農園という茶農園があるのですが、静岡ではなく東京の表参道にお茶カフェを出しています。お茶を作る方々がお茶を広める可能性を静岡よりも東京に見出したというのは、いろいろ考えさせられます。

茶屋巡りや茶農家巡りをする時にもこの本を持ち歩いて、店員や農家の方にこの本を見せてみよう。特に茶農家の方はこういう活動をされている方がいると知るだけでも大変喜ぶと思います。

自分の経験上、会社員というのは形は違えどほとんどが足の引っ張り合いです。一方でお茶屋で働いている方は話していて、とても良い方ばかりのように思います。時にはお茶だけでなく茶店で働いている人にも救われる思いを感じるほどです。特に茶農家になると接していて人としての器の大きさに気持ちが良いのを通り越して驚かされます。

日本茶アーティストもツイッターで自分も救われているという趣旨の投稿をしているのを見ました。日本茶アーティスト茂木雅世さん。いつかお話してみたいです。

静岡で初めて日本茶を喫茶メニューとして提供していた始まりの茶屋「寿苑」はもうなかった。それでも静岡にはまだまだ美味しい日本茶屋はあります。茶楽で絶妙な甘味とお茶を楽しみながら、日本茶をどうすれば広めていくことが出来るかを考える中でネットで「日本茶アーティスト茂木雅世」見つけました。世界は広く多様な人々がいる。癒しと茶を巡る旅は続いていく。

窓の風景その50